自己紹介

キネシオテーピング療法学会で発表中
キネシオテーピング療法学会で発表中
ようこそ晴明堂ホームページへ
院長の原 弘幸(はら ひろゆき)と申します。私のことについてお話させて頂きたいと思います。

私が「治療家になりたい」と思ったのは整体で病気を治して頂いた体験からでした。

私は小学5年生のときに病気になり、色々な病院で検査を受けました。

なかなか病名がはっきりせず「治療のしようがないのかなぁ」と不安に思っていましたが、最終的にはある大学付属病院の検査で「てんかん」と言われ病名がはっきりしました。

しかし、その病院の医師に言われたのは「この病気は治すことができませんから薬で症状を抑えるようにしましょう」。

病気を治す為ではなく、症状を抑える為だけの薬。しかも、副作用はとても強いとのこと…

果たしてそんな薬を飲んでも大丈夫なのか?

いったいいつまで飲み続ければいいのか?


難しいことは分かりませんでしたが、一緒に病院に行った母親の悲しそうな顔を見て私自身も治らないこと以上に悲しい気持ちになりました。


病院からの帰りの電車の中、そんな私たちの姿をみて声をかけてくれた方がいました。

その方からお子さんが事故で脳性麻痺になってしまい、現在治療を受けている最中であること、治療を受けるようになってからお子さんの状態が少しずつではあるものの落ち着いてきていることを伺いました。


その治療は骨盤を中心に全身のバランスを整え、自然治癒力を高めるというもの。所謂、整体です。

母親も私もその頃は整体の知識は全くと言っていいほどなく、ピンと来なかったのですが他に選択肢はありません。

「副作用が強く、治癒を見込むことの出来ない薬を飲み続けるよりは・・・」と、藁をもつかむ思いでその治療院に通うことにしたのです。


紹介して頂いた治療院は家から1時間半ほどのところ。始めのうちはなかなか効果を実感できず、しんどいと思うこともありました。

それでも何とか毎日通い続け、ひと月経ち、ふた月経ち、徐々にですが体調が良くなってきていることを実感できるようになったのです。そして治療を受けるようになって一年半後、あれほど苦しんでいた症状は出なくなっていました。

 
病気になってからは好きだった運動を止め、中学校に入っても希望だった運動部に入ることを諦めました。

周りの友達が普通にやっていることを我慢しなければいけないことにいつも悔しい気持ちでいっぱいでしたが、その後は再発することもなく高校では剣道部に入部。やっとスポーツに打ち込むことが出来るようになり、とても嬉しかったのを昨日のことのように思い出します。


治療でお世話になった先生方は皆さんやさしく、力強く、頼もしい存在でした。そんな先生方に憧れて自分も同じ道に進みたいと強く思うようになりました。

そして治療家になる為の第一歩として、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得しようと、日本鍼灸理療専門学校(花田学園)に入学しました。

学校に通っていた頃から整骨院に勤め、国家資格を取得してからも引き続き鍼灸施術の担当として働いておりました。

その後、鍼灸師の先輩に誘われて整形外科に務めるようになり、そこでも鍼灸施術を担当していました。

整形外科では画像や血液検査の結果なども確認しながらの施術で、とても多くの経験をさせて頂きました。

整形外科では鍼灸のみではなく、運動療法のスタッフとしても施術をしておりました。

鍼灸治療に関節モビリゼーションや運動療法を取り入れることで、より効果的で持続性のある施術ができるようになりました。 

約7年整形外科に務めた後、3年間定期的に勉強会に参加させて頂いた鍼灸院に誘って頂き、より良い施術を目指して、働く場を整形外科から鍼灸院に移しました。

そこでは患者さんの身体から筋肉反射を利用した方法で情報をキャッチし身体の気を整える施術を行なっておりました。

接触鍼といって皮膚に触れるだけで、鍼なのに刺さないという方法で経絡に流れる気を整えておりました。現在はこの方法は逆子矯正の施術の時に行なっております。

そして鍼灸院に約2年務めた後、現在の鍼灸指圧治療院 晴明堂を開院させて頂きました。

今まで働かせて頂いた職場での経験を活かし、東洋医学・西洋医学という枠にとらわれず、あなたにとって適切な施術を提供出来るように全力を尽くさせて頂きます。


この職業にはゴールはなく、一生勉強を続けていく必要があると思っております。国家資格を取得してから20年が経過しました。

これまで良いと思われるものは何でも吸収したいと思い定期的に学会や研修会に参加してきました。

皆様に喜んで頂けるよう今後とも研鑽を積んでいきたいと思っております。

プロフィール

名前:原 弘幸(はら ひろゆき)

出身地:埼玉県

現住所:埼玉県久喜市

趣味:身体操作研究、太極拳、詠春拳

好きな食べ物:刺身、鍋、蕎麦

 

資格

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)

養生推手指導員(易簡太極拳 推手発展協会)

キネシオテーピング療法士(CKTP)

キネシオテーピングインストラクター(CKTI)

介護予防運動指導士

JCCAアドバンストトレーナー

JCCAシニアスペシャリスト

JCCAひめトレインストラクター


所属している研究会・学会

指圧研究会(咲晩)

ドイツ筋骨格医学会日本アカデミー

徒手医学研究会

日本コアコンディショニング協会(JCCA)

キネシオテーピング協会

キネシオテーピング学会


略歴

足首の関節モビリゼーション
足首の関節モビリゼーション

平成11年 日本鍼灸理療専門学校卒業

      免許取得

      ・はり師

      ・きゅう師

      ・あん摩マッサージ指圧師

      山崎整骨院勤務

 

平成12年 医療法人 仁科整形外科 勤務

平成18年 長嶋鍼灸院 勤務

平成20年 鍼灸指圧治療院 晴明堂 開院


晴明堂と名付けた理由

治療の仕事に携わるようになってから多くの患者さんと出会いました。膝が痛くて歩くこともままならない方、微熱が続いてだるさが抜けない方、喉の違和感にお悩みの方・・・etc

 

症状は様々ですが殆どの方に共通していたのは、“病が重く辛く感じている時は声も弱く表情も暗い”ということでした。

 

しかし、治療を続けて症状が緩和されていくにつれ、声に張りが出て表情も明るくなっていきます。そしてそれは私自身とても嬉しく、晴れやかな気分になる瞬間でもあります。

 

病気によって曇ってしまった心が晴れ、明るい表情を取り戻すお手伝いをする為の治療院。それが当院のモットーであり、そうした想いを込めて「晴明堂」という名前をつけました。


太極拳について

私が太極拳を学ぶに至った経緯と太極拳を学ぶことで気づいたことを記載します。

 

私は今まで「鍼灸や手技の上達には技術(手先の器用さ)と知識を両輪として研鑽していくことが大切である」と考えておりました。

そして「技術とは手先の器用さである」と思っていました。

 

今もその考えは正しいと思っていますが、技術には手先の器用さの他にも身体の使い方(身体操法)が大切だと感じるようになりました。

 

その他に「精神を集中する為の体力」や「患者さんの身体

の状態を読み取る繊細な感覚」が必要であると感じました。

 

何か良い方法はないかと考えた時に見つけたのが太極拳です。

 

私が学んだ太極拳は鄭子太極拳というものです。様々な流派のある太極拳の中でも特にリラックスを重要視したものとなっております。


鄭子太極拳では「鬆法7法」という無駄な力を抜く練習や「推手」という二人組で行う練習を多く行います。

 

「型の用法が身体操作」「推手が相手の力の流れを感じる練習となり、患者さんの身体の状態を把握する能力を向上させる」「鬆法7法が自分と相手の無駄な力みを無くし、施術の効果を高める」ことに繋がると感じています。

 

現在では太極拳は施術技術の向上にとても重要な位置を占めるようになりました。

 

この治療業界では無理な身体の使い方の為に、腰痛や肩こりなどで悩んでいるセラピストが多くいます。

患者さんの身体を治すことも大切ですが、セラピスト自身の身体を守る為にも太極拳はオススメですよ。


現在は日本では週2回ほど仲間と集まって稽古をしております。

また台湾にも定期的に通い鄭子太極拳を学んでおります。


施術技術の向上や健康の為にと始めましたが、完全に太極拳の魅力にハマってしまいました!