最近は指圧師、整体師、鍼灸師に太極拳をお伝えする機会が増えました。
中には10年以上も指圧研究会でご一緒させて頂いた方も参加されています。
太極拳の技を如何に施術に活かすか?と言うこともテーマに研究しています。
指圧を20年近くやっていてもただ押すということが出来ないことを太極拳で確認することが出来ます。
私の場合は15年以上も定期的に指圧の稽古をしてきて毎日の施術でも指圧を行っているのに。。
最近になって太極拳の稽古中に気が付きました。
長年、指圧で施術している二人の参加者に圧が抜けないように胸を掌(双按)で押す練習をすると無意識に圧が抜けてしまいます。
他のセラピストの方に試して頂いても、圧を抜けないように押すことができる人は今のところお会いしたことがありません。
この無意識に圧が抜けていると言う現象は普段の施術でも起こっている可能性がとても高い。
また前回の太極拳教室では軽い圧であっても相手は無意識の反射を起こすことが分かりました。
この反射を起こさないように相手に圧を入れることは今のところ不可能では?と思うほど当たり前の様にでるものです。
相手が頭でやられることを事前に分かっていても反射は止められません。
これは施術で患者さんに触れる時に毎回起こっていると考えるべきだと思います。
指圧の師匠の言葉の意味が20年近く経ってようやく分かってきました。
太極拳教室にセラピストが増えたことは嬉しいことです。現在5人ほど一緒にセラピストが太極拳を学んで下さっています。
太極拳で発見したことを施術に活かしていけたらと思います。